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診療案内

紫外線治療

紫外線治療は太陽光に含まれるUVA、UVB、UVC の各波長の紫外線のうち、皮膚治療に有効性が確認された中波紫外線の領域に含まれる非常に幅の狭い波長域(311±2nm)を持った紫外線(ナローバンドUVB)を照射して皮膚治療する方法です。

これらの治療法は、アトピー性皮膚炎、乾癬、掌蹠膿疱症、類乾癬、透析後のそう痒、尋常性白斑、円形脱毛症、結節性痒疹、色素性蕁麻疹、日光蕁麻疹、菌状息肉症、セザリー症候群など治りにくい皮膚疾患に対して有効な最新の光線療法であり、近年大変注目されています。

当院では大学病院でも、ごく僅かの施設にしか導入されていない全身型ナローバンドUV 照射装置ドイツWaldmann 社製キャビン型全身ナローバンドUVB 照射装置(UV7002)と、極めて強力な、短時間で照射できる局所照射用のアメリカPhotoMedex 社製エキシマランプ治療器(VTRAC:ヴィトラック)を設置し光線療法・光化学療法の充実をはかっています。


紫外線治療は

1.照射をして改善が見られた場合に、再発するまでの期間がずいぶんと長くなる。

2.外用する薬の量が少なくて済むようになる。

3.湿疹の場合、比較的早期から「痒み」が減ってくる。

などの長所があり、他の治療と合わせて当院が導入しているナローバンドUVB 療法は
新しい紫外線療法です。

乾癬・掌蹠膿疱症・尋常性白斑・類乾癬・アトピー性皮膚炎などに使用します。

当院では最も短時間で治療できるドイツWaldmann 社製キャビン型全身ナローバンドUVB 照射装置(UV7002)を導入しております。

またエキシマランプ紫外線治療(ターゲット型UVB治療)は最新の紫外線療法です。乾癬・掌蹠膿疱症・尋常性白斑・類乾癬・アトピー性皮膚炎などに使用します(どちらも適応疾患は同じです)。
エキシマランプは従来のナローバンドUVB療法より更に短いピーク波長(308nm±2nm)のナローバンドUVB照射器です。
従来のものより強く、深く光線が入るため、より効果も期待でき、病変部のみにピンポイントで照射できるため、余分な場所に紫外線を当てなくてすむのが特徴です。
しかし波長が短いため、当てた場所が日焼けを起こす確率は高くなります。また一度に小さい面積しか照射できませんので、範囲が広い場合は治療に時間がかかります。
当院ではその特徴を最大限に生かすために、最も強く、短時間で照射できるアメリカPhotoMedex社製エキシマランプ治療器(VTRAC:ヴィトラック)を導入しました。

詳しくは担当医へご相談ください。